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「あ、いた」

「バウバウッ」





「ちゃんとオレの声を聞いて戻ってくれたんだ…」

「ワン！」





「こいつ〜、心配かけやがって」

「ワンワンｖ」






「散歩の調子はどうだい？」

「先生！」






「ホースケと一度はぐれちゃって…でも、ちゃんと戻ってきてくれたんです」






「それは良かったね。
君だってホースケの飼い主なんだから、もっと自信を持ちなさい」

「はい！」






「犬というものは…水をやり、愛情を持って世話をすれば、
必ず美しく成長する花のようなもの…。見る者を和ませるという点においても（以下略）」






「ふああ…」
（先生のポエムって長いんだよなあ…）






「私の話を子守唄と勘違いして貰っては困りますね」

ギクッ
「えっ…！いや、その、あの、これは…」






「と…とりあえず立ち話も何だし座りましょう！ね、先生」

「全く…」



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