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夜も更けてきた頃、成歩堂とゴドーはゴドー宅に到着しました。 ゴドー宅はこんな感じです。鉄筋コンクリートの2階建ての1階に 住んでます。外観は管理人が適当に作ったもので、間取りや家具の 配置は、成歩堂のアパートと同じく「BITTERMINTS様」の 間取り図を参考にさせて頂きました。 ゴドーマンション&間取り図を詳しく見てみたいという方はコチラからどうぞ〜。 タクシーから降りた2人は真っ直ぐゴドー宅へ向かいます。 成歩堂(うわあ……かなり高そうな家だなぁ) ゴドー「…まるほどう。アンタ、何持ってるんだ?」 成歩堂「あ、これですか?さっきのカフェでチョコケーキを 買ってきたんです。手ぶらでお邪魔するのも悪いですからね」 ゴドー「…クッ……それじゃお言葉に甘えて貰っちゃうぜ」 ゴドーに案内され、リビングへとやってきました。 成歩堂は自分のアパートとの違いに驚いてるのか 辺りをキョロキョロ見回してます。 ゴドー「約束通り、ゴドーブレンド105号…奢っちゃうぜ」 成歩堂「…ぼく、ゴドー検事がコーヒー淹れてるの初めて見ましたよ (いつも何処からともなく、お代わりのコーヒーが出てくるしな)」 ゴドー「めっきり依頼が無いそうだが、運動位はしとかねェと体が鈍っちまうぜ?」 成歩堂「うーん、…あんまりキツイ運動するのは好きじゃないんですよね」 成歩堂の手土産のチョコケーキをツマミに、2人は ゴドーブレンドのコーヒーを飲みながらマッタリ。 興味は微妙に合ってないけど、人間関係にプラスマークが 出まくりでグングンと好感度が上がっていきます。 ゴドー「クッ…カップに湛えられた漆黒の闇から得られる物は、安らぎだけじゃねェのさ」 コーヒーを飲みまくった所為で、飲み終わると同時にトイレへ直行してしまいました。 体全体にモザイクが掛かって怪しい事この上無いですが、ゲームスタッフによる ゴドーはトイレなんかしないんだい!というゴドーFANへの 細やかな配慮かと思われます。(違) 成歩堂「はー・・・それにしても凄い家だな。 ぼくの家なんてゴドー検事の家のキッチンスペースにも満たない気がしてきた…」 ゴドーがトイレに行っている間に、成歩堂はリビングを じっくり見物する事にしました。 確かに成歩堂の家はキッチンスペースより、ちょっと広い位かも。 成歩堂「ん?この部屋は何だろう…」 ゴドー「…見られて困るモンもねェからな。見せてもいいぜ?」 いつの間にかトイレを終えたゴドーが隣に。 成歩堂「うわっ?!ゴ、ゴドー検事…。見てもいいんですか? (ビックリした…!いつからソコに居たんだろ)」 というわけで部屋に案内して貰いました。 成歩堂は部屋の広さに、ただただ感心しっぱなしです。 成歩堂「へえええ・・・仕事部屋兼ベッドルームかぁ」 ゴドー「クッ…別に大したモンじゃねェさ」 成歩堂「い、いやいやいや!これが大した事ないならぼくはどーなるんですかっ」 成歩堂「あ、この辞書…ぼくも同じの持ってますよ」 ゴドー「…アンタもさすがに辞書の一つは持ってたんだな」 成歩堂「えぇ、そりゃぼくも一端の弁護士ですからね。 (…難しい本は苦手だから、あんまり読んでないって言ったら怒られそうだな)」 こんな感じで、意外と和やかムードで部屋を案内して貰っていましたが・・・ 成歩堂(ん…?あれは…………?) ふと、成歩堂は部屋の片隅に置かれた救急箱に気付きました。 成歩堂(そうだよな、普段元気そうだからピンとこないけど… ゴドー検事って、いつどうなるか分からない体なんだっけ…) 普段は病のやの字も感じさせないゴドーですが、 成歩堂は急に不安に襲われました。ちなみに成歩堂の中で元気なゴドーはこんな感じらしいです。
感極まった成歩堂はぎゅっとゴドーを抱き締めます。 成歩堂「…ゴドー検事、あんまり無茶しないで下さいね」 ゴドー「クッ…まるほどう。アンタ、俺を心配してくれるのかい?」 成歩堂の突然の行動に戸惑うゴドー。 成歩堂「当たり前じゃないですか!ぼくにとっては貴方も真宵ちゃん達と 同じで大切な人なんです。何かあったらすぐに言って下さいよ」 ゴドー「坊やに心配されちまうとはな…。だがそういうのも、悪かねェ」 健気な成歩堂の言葉に心打たれ、ゴドーは素直に頷きます。 そんなこんなで既に夜中の12時を回ってしまったので、 成歩堂は自宅に帰ることにしました。 成歩堂「今日は有難うございました。コーヒー美味しかったです!」 ゴドー「…次来る時は、今日よりもっとホットなコーヒー奢っちゃうぜ」 成歩堂(…ゴドー検事って何か放っておけないんだよな) ゴドー(まるほどう、か。…人の温かさってヤツに、久しぶりに触れた気がするぜ) それぞれの思惑を胸に今日はお別れ。 sim top BACK