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「さっきの客ならもう帰っていったよ。 今日も大変だったみたいだな」 「うん、ちょっと……ね。 …マスター、いつもの貰えるかい?」 「あぁ、分かった」 「さぁ、これはワシの奢りだ」 「…ありがとう」 マスター「おや……」 マスター「またアンタに客が来たようだな。 いらっしゃい、牙琉弁護士さん」 「こんばんは、マスター。 そうですね……私にも彼と同じものを」 ……今日は厄介な客ばかり来る。 「どうぞ、ごゆっくり」 「ありがとうございます」 「全く…相変わらず、外面だけは良いんだな」 「おや、外面だけとは酷い言いようですね。 親友にはもっと温かい言葉をかけるものですよ」 「親友だからこそ、さ。 それで、今日は何の用なんだ? ただ飲みにきただけってワケでも無いんだろう」 「えぇ、勿論です。単刀直入に言いましょう。 今日は……成歩堂、君と取り引きをしに来た」 「取り引き?」 「えぇ、私の持つ情報を渡す代わりに…ある条件を飲んで貰います」 「……お前もぼくとヤりたい、なんて言わないだろうな」 もしそうだとしても、こいつの情報は ぼくにとって捨てがたい価値がある。 どんな条件にせよ、イヤとは言えないのが辛いところだ。 こいつもソレをよく分かっているからタチが悪い。 「それも魅力的な案ですが…… 安心して下さい。もっと可愛らしい条件ですから」 BACK*  NEXT sims2 top