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「明日の夜、私とのディナーに付き合って下さい」
「ディナー?……お前と飯を食うだけでいいのか?」
「そうです。簡単でしょう? 君にとっても悪い話じゃないと思うけど……どうだい?」 世の中、うまい話なんて無いって言うけど…… 特にこいつの場合、とてつもなく怪しい。 でも……
「……どうせ、行かなきゃ情報は渡さないんだろ? 分かった、行くよ」
「君は話が分かるから助かりますね。 それでは明日の夜。忘れないで下さいよ。 ………詳しいことは、またメールで送ります」
牙琉は用件を済ませると、 酒の代金を支払ってすぐに帰って行った。
アイツのことだから、何か考えてのことなんだろう。 軽はずみな約束をしてしまった気もするけど…… とにかく明日の夜、新たな情報が手に入る。 ぼくには、それで充分だ。 BACK NEXT sims2 top