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「キャー!サインちょうだい!」 「カッコイ〜!!今日は一人で来たんですか?取材?」 「あの、握手して下さい!!!」 「いやぁ、参ったね。 太陽にも負けない熱気を向けられちゃあ、 さすがのぼくもハートを焦がされてしまいそうだよ」 あのキザでスかした言い回しに、 あの後姿は・・・・予想通り、あの人だ。 天才検事にして、 人気ロックバンド「ガリューウェーブ」のリーダー兼ボーカル・・・。 牙琉響也。 一体何でここにいるんだろう? ここは首都から離れた田舎だし・・・・取材か何かかな? その割には周りにスタッフも見当たらないし、 まさか本当にプライベートで来たんだろうか。 ・・・それにしても、相変わらず何処にいても注目の的だなぁ。 べ、別にオレには関係ないけどね!

そうとも、ちっとも羨ましくなんてないぞ!

さてと。 厄介ごとに巻き込まれちまう前に、 そろそろ戻ろうかな。 牙琉「おデコくん!」 BACK  NEXT sims2 top