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高層建築物に囲まれた賑やかな街中に、牙琉&オドロキの二人が引っ越してきました。 ちなみに夜は、二人の家はこんな感じにライトアップされます。 ここでの暮らしにもすっかり慣れてきたのですが、二人は何か物足りなさを感じていました。 仕事も上手くいっているし、暮らしにも何不自由していません。 牙琉「ねぇ、オドロキくん」 オドロキ「はんひぇふは?(何ですか?)」モグモグ 牙琉「今日は折角の休みだし、ちょっと付き合ってくれるかい?」 オドロキ「ひいへふほ(いいですよ)」モグモグ 牙琉「…食べるか喋るかどっちかにしなさい」 牙琉「じゃ、運転は任せるけど…大丈夫かい?手がガチガチだよ」 オドロキ「は、はい!大丈夫です!」 牙琉「次はそこを右に曲がって下さいね」 オドロキ「先生、どこ行くんですか?」 牙琉「着いてからのお楽しみですよ、オドロキくん」 しばらく車を走らせていると、やっと目的地に到着しました。 オドロキ「ここってもしかして…」 牙琉「えぇ、ペットショップです。私達の生活に潤いを…と思ってね」 オドロキ「じゃ、じゃあ何か飼ってもいいんですか?!」 牙琉「構わないよ」 オドロキ「先生見て下さい!ハムスターですよ」 牙琉「ゲージから出しても良いみたいだけど、抱いてみるかい?」 オドロキ「はい!」 「か、可愛いな〜…!よし決めた、お前の名前はチー太だ!」 「今日からオレの部屋で飼ってやるからなv」 オドロキ「先生!オレ、チー太に…こいつにします!」 牙琉「ダメです」 オドロキ「え」 あっさり却下 牙琉「実は既に予約しておいたんですよ。別のペットをね」 オドロキ(先に言ってくれればいいのに……先生の意地悪…) 「じゃ、じゃあチー太は…?」 牙琉「私は“抱いてみるか”とは言ったけど、ハムスターを飼っても良いとは言ってないよ」 オドロキ「うぐっ…!」(そうくるか!) 牙琉「ほら、オドロキくん。君の後ろにいる彼が、その予約しておいたペットですよ」 ??「ワンワン!」 オドロキ「わ!こいつがオレたちの新しい家族になるのか…」 牙琉「可愛いでしょう?」 オドロキ「はい!そういえば名前は?」 牙琉「ホースケで登録しておいたよ」 オドロキ「へぇ〜…ホースケかぁ」 オドロキ「って、それオレの名前じゃないですか!」 牙琉「そうだね」 オドロキ「サラっと肯定しないで下さいよ!オレ、犬と同じ名前なんてヤですよ!!」 牙琉「オドロキ君、そう熱くならずに落ち着いて」 牙琉「いいかい?これは君への感謝の気持ちを込めているんだよ」 オドロキ「か、感謝の気持ち…?」 牙琉「えぇ、犬というものは飼い主に忠実で、とても利口です。 それで私は、こう思ったんです」 牙琉「そんなお利口な犬にソックリな君の名前を付けようと…」 オドロキ「せ、先生ぇ…!!」 牙琉「分かってくれたかい?」 オドロキ「はい!オレ、嬉しいです!!ありがとうございますね、先生!」 あっさり騙されてしまったオドロキくん。 とりあえず一件落着かと思ったその時、さっきから背景にチラチラと 映っていた金髪の女性とその彼氏と思しき人がケンカをおっ始めました。 あっという間に人だかりが。 オドロキ「うわぁ…!!」 牙琉「これはまた…激しくなりそうだね」 sims2 top NEXT