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昼までの快晴が嘘みたいに、雨が降り出した。 徒歩で濡れて帰るか、お金を出してタクシーで帰るか・・・ この二つに比べれば、バイクだと濡れちまうけど全然良い。 牙琉検事が送ってくれるって言って助かった・・・。 牙琉「しっかり捕まっててくれよ、おデコくん」 オドロキ「はい!大丈夫です!」 牙琉「じゃあ行くよ。 ・・・夜風にさらわれないように、ね」 オドロキ「・・・・・・・」 ・・・・・相変わらずキザだ。 走っている間、お互い無言だった。 でも、不思議と居心地は悪くない。 雨の音、風の音、バイクのエンジン音だけが響いていた。 BACK  NEXT sims2 top